林業・リサイクリングクレーン

エプシロンは従来機種でも最大作業半径9.5m、新型では10.5mのロングリーチを実現しました。これまであと一歩届かなかったトレーラー後端の材料にもクレーンが届くようになり、大幅に作業効率が向上しました。また、エプシロンは全モデルで、油圧ホースを伸縮ブーム内に格納することで損傷を防ぐことができるエプスリンク構造を採用しています。
【写真：M120Z95（赤色）、M12Z105（青色）】

弊社が販売する新型M12Zは可変容量ポンプを採用し、同時操作時に発生しがちな極度のスピードロスを無くすことができました。油圧パイロットコントロールレバーと共に、今までより速く、よりオペレーターの意のままに動き、置きたい場所に正確に材料を移動させることがが可能になりました。作業半径の全域で速度変化の少ない動作を実現し、よりストレスのない効率的な作業をサポートします。

弊社ではハイジャッキ仕様も取り扱っています。ハイジャッキ仕様は丸太運搬と重機運搬、クレーン作業の1台３役ができる仕様車です。林業現場へのフォワーダーの運搬した後、フォワーダーが集材した丸太を積み込んで運送する等、作業プロセス全体を通じて活躍します。マルマ仕様として、破損を防ぐためにアウトリガー横張出用のシリンダーを内蔵した構造となっています。

M12Z105CAHは新型キャビン付エプシロンです。トップシートと違いキャビンであれば天候に影響されずに作業ができます。キャビンは上下に1,100mm昇降でき、高い視点から作業エリアを見渡すことが可能で、操作はキャビン内のスイッチにて行います。寒さの厳しい北欧では90％以上がキャビン付となっており、寒冷地やスクラップの飛散する現場等の作業環境改善に最適です。

フェリンググラップルはトラック搭載型伐木アタッチメントで、伸縮ブーム、ローテーターとの接続リンクに至るまで、ホースが露出していないエプシロンとの相性が抜群です。伐採から積み込みを一台で行えるため、作業時間の短縮・作業人員と車両の削減ができ、高所作業の危険性も減らすことができます。
（※ＧＭＴ社製フェリンググラップル輸入元：株式会社丸光イトウ様）

全機種に対し出荷前に実施している故障対策と主な追加機能は以下の通りです。
　・荷重試験と規定流量でのスピード計測を実施。
　・よりスムーズな操作を実現するバルブ調整。
　・不具合防止のため電気部品やホース等の出荷前交換。