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こだわり / SPILIT

私たちマルマテクニカ株式会社、通称「マルマ」は、戦後、焼け跡の東京の建設機械整備工場からスタートしました。
お客様のニーズにどのようにして答え続けるか、そして常にフェアな会社であり続けることを心がけ、 “すべての関係者に対して誠実であること”に信念を置き、発展・企業成長を続けています。
例えば、修理をしたいけれども機械の型が古く、メンテナンスの仕方が分からずにお困りのお客様。他の会社にも問合せをしているものの、「古い機械の為、修理方法が分からない」と断られた…とご相談があり、マルマで引き受けることに。もちろん当社でも修理は簡単なものではありませんでしたが、長年培ってきた経験と知識を使い、試行錯誤の連続を経てお客様の元に生まれ変わった製品をお返しすることができました。
例えば、「こんな機械があれば…」とアイディアがあるにも関わらず、製品化を引き受けてくれる会社がなくお困りのお客様。当社であれば長年の整備とカスタムメイドで培ってきた技術力が活かせると判断し、引き受けることに。結果、製造・改造など様々なパターンを考え、いくつものトラブルを乗り越えお客様の満足いく機械を納めたこともあります。
このように多くのお客様の声にこたえるべく、チームが一丸となり知恵を絞る組織力がマルマテクニカの最大の強み。
そこに職位は関係ありません。
事務職、技術職関係なく意見を交わし、一つ一つこだわりを持って対応していくこと。
「マルマならなんとかしてくれる」と、そう思っていただけるように…。
創業者たちから受け継がれたマルマテクニカの技術と信念。
それは時代と共に社員から社員へ受け継がれ、数十年の時を経ながら、また新たな技術と信頼を生んでいくのです。

先輩インタビュー / PROFESSIONAL

すべての技術者が、
イキイキと働ける
環境づくりを目指して
私は、設計部門に配属されてから17年になります。
初めは組立部門に配属されその後設計部門へと異動し、現在に至ります。初めのころは納品した機械がうまく動かずに「こんなの産業機械とは言えないよ」とお叱りを受けたこともありましたが、おかげさまでそのころと比べて技術者としてずいぶんと成長したなという実感はあります。
最近では部下のマネジメントを行う立場となって、めっきりと図面を描く機会が減ってしまいました。
当社の事業は多岐に渡っており、その設計にはある程度のキャリアが必要なため、しっかりとしたサポートが必要となります。

自分自身で試行錯誤しての今があると自負がありますので、どうしても課員に対して厳しくあたってしまうことがあるのですが、やはり仕事は楽しく、気持ちよく働いてほしいので、今の目標は(私のかつての上司のように)「優しい上司になること」です。
設計者は、図面とはすなはち
手紙であると思え
最近ではマネジャーとして課員の指導に当たることが多くなりましたが、その中で私が設計者に必ず伝えることがあります。
それは、「図面は手紙」だということ。
機械の設計図、いわゆる「図面」には、設計者の個性がよく表れます。
一般の方にはよく驚かれるのですが、私たちは一見似たような図面であっても、たいてい「誰が描いた図面か」すぐわかります。
「あ、この表現は彼だな」とか「この部品の使い方はあの人らしい」とかです。
もちろん、それが機能として満足しており、製図法に則ったものであれば問題ありません。
ですが忘れてはならないのが、その図面は次工程のエンジニアに向けた「手紙」であるということです。
読みにくい、わかりにくい手紙では、受け手の作業に無駄な時間が発生しますし、なにより製品品質に影響を及ぼす危険があります。
設計意図は正確に伝わらなくては意味がありません。
図面として正しくても、それにたった一言添えるだけでその意図は簡単にかつ正確に伝えることができるのです。
だから手紙なのです。
卓越した「職人技」を求めて
「改造」って言葉、なんだかロマンを感じませんか?
全ての機構に卓越した技術が凝縮されており、ツヤやかなカーブには職人技がキラリと光る、そうした製品を目の前にすればするほど、自分自身も一流の職人になりたいという欲求が、絶えず湧き上がってきます。

初めてマルマテクニカに出会った時から、マルマテクニカの手掛ける「アタッチメント・カスタムメイド」に心を動かされ続けてきました。
それだけではありません、どんなに古い機械でも必要としている方は居ます。その為に、マルマテクニカは古すぎて他社が対応できない機械も修理し、メンテナンスします。
古きを愛し、機械を愛するマルマテクニカと出会い、いつしか心の中で「こんな仕事をしてみたい」と思うようになったのです。
私にとってマルマテクニカへの就職は「職人への第一歩」であると同時に「夢への道」でもありました。
自分の仕事は「完璧」にやる。徹底的にやる。
皆さんはお金を出して購入した製品に「キズ」があったらどう思いますか?
もし自分だったら...買ったことをきっと後悔するでしょうし、もしかしたら返品してしまうかもしれません。
だからこそ、少なくとも自分の手掛けた製品を購入頂いたお客様には、そんな思いをさせたくない。

自分のモットーは「完璧」に「徹底的」にやる、ということ。
自らも納得し切れる製品を、お客様の手元へ無事お届けする為に、やれることは全てやる。
そうして初めて、「至高の作品」が生まれると思うのです。

また、仕事は一人で行うことは少なく、特に私達の場合はチームワークが何よりも重要です。
ですから、当然チームに迷惑をかけないように最新の注意を払って仕事に取り組む、その上で、次の担当が気持ちよく仕事ができるよう配慮した上で、バトンタッチする。
仲間と共に、最高の仕事を達成する。その為にチームを思いやる気持ちを忘れないこと、それが一流のプロの仕事なのだと思います。
想像を絶する、
ビッグスケールの世界に憧れて
はじめに配属された整備部門で扱う機械は、一般的には「特殊機械」と言われ、中には量産をせず、受注生産(オーダーメイド)品もありました。
特殊というだけに日常とはかけ離れたシーンで使用される事がしばしばです。例えば、グランドキャニオンさながらの鉱山、ダイナマイトの発破音が響き渡るようなところです。そこには人の背丈位あるタイヤが付いている巨大な建機がたくさんあり、圧倒的なスケールを感じながら仕事をします。
そんな場所で一人前に仕事が出来るように、自分のできなかったエンジンの分解組立や油圧ポンプの整備、電気関係の資格にもかたっぱしから挑戦しました。
挑戦することで
チャンスをつかむ
そんな姿勢が目に留まったのか、今は設計部門の電気制御係です。
私が異動した時にちょうど新しい機械制御用のコントローラーを使っていこうという話があり、「どう?プログラミング勉強してみる?」と声を掛けていただき、未経験でしたが、「やります!」と・・・。今も勉強と実践を重ねなんとかやっています。
電気制御係の仕事は機械の電気関係の設計や、制御系の設計が主ですが、やってて感じることは、“電気制御チームが機械を動かす!”という大きなやりがいです。いまや電気制御と機械は切っても切れない関係にあります。制御によって機械のもつポテンシャルをいかに引き出せるかという点が重要になるのです。成功すれば機械チームと共に喜び合えるそんな仕事です。
この様なやりがいのある仕事がこれからも出来るように常に新しいことに挑戦し、レベルアップしていきたいと思います。

私達の理念 / UTOPIA

働く者のユートピア建設

当社の社訓の一つ目は、“創業の精神 ~働くもののユートピア建設~” という言葉から始まります。

この社訓が生まれた背景には、豊かな現代では考えられないような厳しい時代がありました。

戦後間もない環境の中、当時の創業者たちは、食べていくのもやっとだった時代にいました。
その最中、「真面目に働く者が豊かな生活を送れる会社にしよう」という気持ちを込めて、昭和23年(戦後の混乱期)、当社の前身でもある、「マルマ計画救済」に端を発した東京整備工場が、解散危機を脱した際に掲げたものです。それから何十年もの月日が流れた今、それぞれのユートピア建設のため“働きやすい環境作り”や“社内制度”を見直すべく、日々努力しております。

実は歴史の長いメーカー企業というと、意外に福利厚生等が整っていないケースも多いのですが、当社では社会保険の加入はもちろん、産休や育休、介護休業制度もあり、育児や介護をしている社員が働きやすいよう短時間労働勤務などの制度も利用実績があります。
仕事をするにあたって必要な資格取得の全面支援はもちろんのこと、それ以外の資格取得に向けて努力している社員にも援助を惜しみません。
一番大事な「安全面」に関しては、安全に仕事ができる環境作りや仕事の仕方を共有すべく、毎月委員会を開き情報を全社員で共有しています。また、若手の社員が社内に早く馴染めるよう、JLの会(ジュニアリーダーの会)が積極的にイベントや悩みを相談できる懇談会を実施しています。
その他にもクラブ活動や、懇親会の費用の補助などを行っているので社員同士のコミュニケーションの場が多くなり、仕事も円滑に進めやすくなるのかもしれません。
社員一人ひとりが望む豊かさの種類は違うかもしれませんが、全員の幸せを願いながら、笑顔溢れる豊かな生活を願いながら…。これからも様々な変化と共にユートピア建設を目指していきます。

私達の未来 / VISION

創業から約70年。これから先、100年企業を目指し、整備から量産、そして"唯一つのカスタムメイド"までを一貫し
世界に頼られる会社として、新しい分野や事業にも進展していきたいと考えております。

「働くもののユートピア」を目指し、整備事業から始まったマルマは、日本経済の成長とともに、製造・輸出・輸入と事業を広げ中身も変化させてきました。例えば、2年前からは輸入事業の拡大を図り、エンジン販売とクレーン販売もスタートし、昨年からはインドネシアへの直接輸出もはじめました。
今後数年は、今まで展開してきた個々の事業の深化と連携をテーマにする予定です。事業環境は刻々と変化します。それに対応するには、環境変化に一喜一憂せずに、個々の事業の実力を磨くことが、今は大切な時期だと判断しているからです。
それが一段落したら、または事業環境が変わったら、その状況に応じてまた新たな事業展開を図ることになるでしょう。マルマの社員には、そのような変化に対応できる力が求められています。

採用情報 / RECRUIT

私達と共に活躍する方の採用募集を行っています。

「あの時こうすれば良かった」
「もっとこうできたはず」
そのようなことを一度でも思ったことはありませんか?
今まで何気なく過ごしてきた日常の中で、大して意識はしていなくとも「こうすればもっとうまくいったかな」と思った事が、皆さんにも必ずあるはずです。
そして、マルマではその“気づき”をとても大切にしています。
私たちマルマテクニカは様々な事業を展開しており、社員一人一人が大切な役割を果たしています。 創業年数も長く技術力・ノウハウにも長けている分、更に技術力を磨き、新しい可能性を引き出す為には、保守的なスタンスではなく、積極的にチャレンジしていく気持ちが大切な原動力となります。 そして、今あるものをもっと充実させたいと思う向上心こそ、チャレンジする気持ちを生み出すエネルギーだと考えているのです。
私たちが「気づき」を大切にしてる理由は、正にその為なのです。

どんな小さなことでも構いません。
改善点に気づき、向上心を持ってチャレンジし、物事を探究できる方とマルマを盛り上げていきたいと思っています。